不定期古墳巡りを楽しむ為の予備知識 その3
毎度ガイドです。
前回更新からかなり時間が経ってしまいました。
単純に疲れててやる気になりませんでした(
言い訳はさておき今回は、
「古墳時代の時期区分」
について書いていきたいと思います。
前回は、古墳時代の棺についても書くと言いましたが、情報が2つあると見にくいかなと思ったので次回に回します。ごめん!!!!なさい!!!!
では本編です
1.古墳時代時期区分
古墳時代は主に古墳時代出現期・前期・中期・後期・終末期に分けることができます。
時期によって古墳の形態も、副葬品も、政治形態も違います。
今回は前方後円墳中心に扱いますが...
中々に見応えありますよ。
何せ政治の基礎ができ始める頃ですから。
まぁ僕は古墳知識しかないので、政治については何も言えません。勉強しておきます。
2.古墳時代時期区分
2-1古墳時代出現期〜古墳の出現〜
3世紀(201~300年)半ば過ぎ、この頃になると前方後円墳が姿を現し始めます。埴輪もなく、濠もないのが特徴で、葺石(墳丘を覆う丸石)も作り方が各地によってバラバラです。
自然の山を利用して築造された古墳が多く見られます。
古墳造営の始まりです。
2-2 古墳時代前期
3世紀後半の古墳時代前期は、前方後円墳が多く作られる時代となります。変化した点として、円筒埴輪の出現、農耕具の副葬、呪術的品物の副葬が見られます。
主な埋葬施設は竪穴式石室となります。
被葬者は主に首長や祭祀者となっています。
この時代の有名な古墳は奈良県の「箸墓古墳」です。卑弥呼の墓とも言われていますね。
2-3 古墳時代中期
5世紀(401~500年)初頭、この頃は前方後円墳がさらに大型化して行きます。
人物埴輪も大型化し始まり、竪穴式石室も幅が狭いものから幅広なものになり、木棺から石棺へと変わっていきます。
各地に大型古墳が出現し、刀や甲冑、馬具といった軍事的な物が副葬品となります。軍事指揮官が主な被葬者だったのでしょうか。謎です。
中期古墳と言えばやはり日本最大の古墳である大仙陵古墳です。またの名を仁徳天皇陵。
九州なんかでは横穴式石室が出現し、石人石馬といった埴輪もどきが出てきます。
要チェック!(
2-4古墳時代後期
6世紀(501~600年)前半、埋葬施設は横穴式石室が増えてきて、関東地方でも作られるようになります。
九州では石人石馬は急速に衰退します。悲しいかな。
一部の地域で装飾古墳が出てきます。
石室内に壁画がある古墳です
2-5古墳時代終末期 〜古墳の終焉〜
大和政権から薄葬令(古墳の築造抑えてねって法)が出されると6世紀後半までには前方後円墳はぱったり作られなくなります。その代わり、円墳、方墳、八角墳の築造が増えます。
大王クラスの墳墓も八角墳となります。
東北や北海道では墳丘墓の築造は続きます。
この頃の古墳が古墳と言っていいのかという議論もあります。
僕は古墳だと思いますo(`・ω・´)o
この頃は円墳だらけの群集墳なんかも作られてます。
群集墳・悪戸古墳群の記事はこちらから⤵︎ ︎
https://gaido-lorelei53.hatenablog.com/entry/2019/05/19/154246
仏教が伝来すると共に古墳は築造されなくなります。時代の流れってやつです。
さて、ここまで如何でしたでしょか。
古墳時代と言ってもここまで区切ることが出来るんですよ。不思議です┗|∵|┓
次回予告ですが、古墳時代の棺について説明していきます。
それで一段落?かな。とりあえず知っておくと楽しい知識だけ記しておきます。
分かると楽しい。これに限りますからね。
さて今回はここまでにしておきたいと思います。疲れましたねー。お疲れ様です。
是非、他の記事にもお目通しよろしくお願いさしすせそ!!!
では。
不定期古墳巡りを楽しむ為の予備知識 その3
fin